作品紹介
中野の診療所併用住宅
築45年の入院設備のある病院を
診療所+住宅にリノベーションしました。
住宅フロアのリビングです。
天井は掘込で間接照明を入れました。
和紙のプリーツスクリーンは視界を遮りながら
障子のように光を透過・拡散します。
カウンター収納の上の仏壇はインテリアに合わせて
トータルでデザインしたオリジナルです。
お客様のご希望を伺い、ガラスにサンドブラストで
家紋をいれました。
壁紙もここだけ色味をつけてアクセントにして
います。
広いお庭の大きな木の緑がちょうど目の前に
広がります。
リビング、ダイニング、そして奥のプライベートな
コーナーへと各スペースが緩やかにつながります。
リビングとダイニングの間に引戸があります。
開けると大きな空間として使えます。
引戸で区切れば落ち着いたダイニングに。
壁付仕様のシステムキッチンに背板とカウンターを
つけて対面にしました。
カウンターはシンクの天板から少し高くし、
水撥ねを防止しています。
また調理中に散らかっているのが気になる場合も
カウンターが少し上がるだけで、食卓の方から
手元が隠れます。
お好みでカウンターの高さを設定できるのが
造作の利点です。
カップボードは既製品を利用してシンメトリーに
造りつけました。
壁の一部がガラスになっていて、リビングに居ながら
奥にいる家族の気配を感じることができます。
子供部屋や寝室につながるホールに
書斎コーナーを作りました。
家じゅうの本をまとめて収納できる大容量の本棚は
既製品を利用して固定しました。
図書館のような雰囲気で勉強もはかどりそうです。
手元を照らすために低い位置の照明ダクトに
スポットライトをつけて自由に調整できるように
しています。
3人の子供たちの部屋にはそれぞれたっぷりの収納を
つけました。
2面採光で明るい寝室です。
エレベーターホールを兼ねた住宅の玄関は
日当たりもよく、広々としています。
こちらは診療所の玄関です。
あまり医療機関らしくない落ち着いたほっとできる雰囲気に
なるようにしました。
玄関壁の装飾は木材を組み合わせて作ったオリジナルです。
裏に照明をつけました。
玄関ホールの壁の装飾は45年前の竣工当時の物で
コンクリートの外壁に円形のガラスブロックを
打ち込んだ手の込んだものです。
壁を塗装してそのまま活かしました。
診療所の待合室の天井は掘込みにして間接照明で
高く見せます。
壁のブックスタンドは板とパイプで作りました。
窓が大きく明るい落ち着いた雰囲気の診察室です。
レクチャールームの椅子は一列だけ色を変えて。
ちょっとした遊び心がリズムを生みます。
談話コーナー
外壁は櫛引きでテクスチャーをつけました。